悪の華(赤川次郎著)

ちょっと時間があったので本屋をぶらぶらしてたところ、「この本を見逃すな!(ちょっと違うような気がしますがそんな感じの言葉が)」という張り紙があって、意外と面白くて有名な本が並んでいたので、あまりなじみはありませんが赤川次郎のこの本を買ってみました。

赤川次郎というと、おっさん世代には非常に有名であり、特に「高額納税者」(いわゆる長者番付)の常連で、その時期になると〇年連続作家部門のトップなどと新聞に書かれていた方です。

かなりの本を出していたことでも有名でしたので、どうしても内容が深くないのではと思い、当時は一冊も読んだことはありませんでした。

ところで、本を買って帰ってきた日に新聞で、同じ題名で映画が上映されているのを見つけて、よくこんな古い小説を映画にするなぁと思ったら、最近の漫画の映画化でした…。

「高額納税者」という話がでてきたので、ちょっとだけ。
元々は表彰的な意味で始まったようですが、個人情報保護法などない時代とはいえ、毎年、作家部門だのプロスポーツ部門だのと区分して、いくら税金を払っているかということを公表していたことを今の若い人は知らないでしょう。

話が完全にそれてしまいましたが、内容は昔悪人だった仲間のうち成功者ともともと失敗すべき者との争いということですね。
シンプルに省略しすぎてて意味が分からないかと思いますが、本自体かなり薄いので、ネタバレしそうなのでこんなもんで。

まぁ、高村薫の上下巻の内容を、1/4の分量で終わらせたような早い展開でテンポがよく4時間くらい続けて読んで読了でした。

赤川次郎に関しては、まったく興味がなかったのですが、10年くらい前に、一冊は読んでおこうとネットで代表作を検索していたら、「マリオネットの罠」が面白いと。

普通に本屋で探したら見つからず、ブックオフで探したら汚いけど100円で売ってました。
それで、読み始めたら…かなりというよりすごく面白い。
いろいろなミステリーを読んできましたが、間違いなくトップクラスの面白さでした。

話は変わりますが、「悪の華」というと、題名としてはよくあるようで、この本を読む前に新堂冬樹と柳沢きみお(漫画ですが)を読んでいて、共によく覚えています。

新堂冬樹という作家を知っている人は少ないかもしれませんが、あまりにもマニアックでハマると好きな人は好きになるのではないかと思います。
ファンの間では、白新堂と黒新堂と言われていて、白新堂が純愛系で黒新堂はとにかく内容がむちゃくちゃです。
顔が吹っ飛ばされても刺されても生きているような人間がたくさん出てきます。
ミステリーでも何でもない話ですが、気になって読み続けて、読み終わると何となくほっとするのと何も心に残ってなくて時間の無駄だったのではと思う気持ちが複雑になります。
その中で、「悪の華」は結構好きな方です。

最初から三部作と言われていて、イタリアンマフィアの話ですが、仲間に裏切られて、二部は日本に来て、三部は…もう10年以上も待っているようですが、どうなっているんですか?

ということで、赤川次郎作品は上記のとおり、「マリオネットの罠」と今回の「悪の華」しか読んだことはないので、新堂冬樹に話をすり替えて…

新堂冬樹作品について

溝鼠シリーズ三部作
溝鼠(2002年4月)
毒蟲vs.溝鼠(2006年4月)
溝鼠最終章(2013年1月)

ノンシリーズ
血塗られた神話(1998年8月)
闇の貴族(1999年6月)

ろくでなし(1999年12月
無間地獄(2000年5月)
カリスマ(2001年3月)
鬼子(2001年10月)
悪の華(2002年10月)
忘れ雪(2003年1月)
炎と氷(2003年10月)
ある愛の詩(2004年1月)
銀行篭城(2004年3月)
三億を護れ!(2004年4月)
アサシン(2004年8月)
動物記(2004年10月)
背広の下の衝動(2004年11月)
【改題】ホームドラマ(2006年11月)
吐きたいほど愛してる。(2005年1月)
僕の行く道(2005年2月)
聖殺人者(2005年3月)
天使がいた三十日(2005年6月)
誰よりもつよく抱きしめて(2005年9月)
砂漠の薔薇(2006年1月)
黒い太陽(2006年3月)
底なし沼(2006年8月)
ぼくだけの☆アイドル(2006年8月)
あなたに逢えてよかった(2006年10月)
百年恋人(2007年4月)
日本一不運な男(2007年5月)
【改題】ミッション(2010年4月)
摂氏零度の少女(2007年11月)
ブルーバレンタイン(2007年12月)
枕女優(2008年5月)
夜騎士物語(2008年8月)
女王蘭(2008年10月)
女優仕掛人(2009年1月)
アンチエイジング(2009年2月)
【改題】整形夫婦―アンチエイジング(2013年2月)
不倫純愛(2009年2月)
君が悪い(2009年2月)
殺し合う家族(2009年3月)
ギャングスタ(2009年6月)
引き出しの中のラブレター(2009年8月)
ブラック・ローズ(2009年12月)
白と黒が出会うとき(2010年4月)
【改題】白い毒(2013年11月)
純恋(2010年11月)
華麗なる欺き(2011年3月)
帝王星(2011年6月)
悪虐(2011年7月)
アキバの帝王(2011年8月)
硝子の鳥(2011年8月)
白い鴉(2011年9月)
哀しみの星(2012年2月)
傷だらけの果実(2012年9月)
君想曲(2012年11月)
別れさせ屋の恋―パルフェタムール(2013年1月)
東京バビロン(2013年5月)
たったひとつの花だから(2013年8月)
逃亡者(2013年11月)
キャバクラ探偵事務所(2014年1月)
瞳の犬(2014年10月)
少女A(2014年10月)
熱血教師カオルちゃん(2015年8月)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)


いわゆる黒新堂という作品にハマった結果が、このマーカーです。

その中でも、黒新堂といえば、やはり「 溝鼠シリーズ三部作」かと思います。
とにかくむちゃくちゃです。
女性にはお勧めしませんが。