がん消滅の罠 完全寛解の謎(岩木一麻著)

あまり聞いたことのない著者のミステリー本は買うことがほとんどないのですが、「このミステリーがすごい!」大賞受賞作という帯につられて買ってしまいました。

「余命半年と宣告を受けた患者の癌が、生前給付(リビングニーズ)の保険金を受け取ると消える」
これが連続して起きる。このミステリーに答えはあるのか非常に興味をそそられて最後まで興味をもって読めました。

ガン消滅の理由自体はわかりやすく説明されていましたが、もし本当にそんなことが可能ならば最新医療というのはすごいなと感心しました。
また、がんについて夏目医師が奥さんに対して説明する部分は非常に分かりやすい記述でした。

ところで、本書では「セカンドオピニオン」と「ドクターショッピング」の違いも説明してくれていました。
他の人の意見を聞くことを単純に「セカンドオピニオン」というのだと思っていましたが、勉強になりました。
このホームページ内にも「セカンドオピニオン」の記載がありますが、少し検討が必要かもしれません。

本書を読む前の感覚では、生命保険の不正請求が中心かと思いましたが、結果として最新医療のまともな謎解きで終わりましたが、生命保険の不正請求というと思い出すのが、「黒い家」(貴志祐介著)です。
これはミステリーというよりホラーに近く、大竹しのぶが主演した割には完全に三流映画みたいな感じになっていた映画もむちゃくちゃ怖いです。

夜に用事がある時は本当に見ないほうがいいかと思いますが、なかなかの面白さかと思います。

「このミステリーすごい!」大賞関係の本は結構読んだかと思ってWikiを確認したら、” 「このミステリーすごい!」大賞”は、” このミステリーがすごい!”とは違うのですね…。

今回の著者の岩木さんはこれがデビュー作ということなので、せっかくですから、代わりに貴志祐介さんの本を紹介したいと思います。

貴志祐介作品について

著作リスト

防犯探偵・榎本シリーズ
硝子のハンマー(2004年4月)
狐火の家(2008年3月)
鍵のかかった部屋(2011年7月)
ミステリークロック(2017年10月)

ノンシリーズ作品
十三番目の人格 ISOLA(1996年4月)
黒い家(1997年6月)
天使の囀り(1998年6月)
クリムゾンの迷宮(1999年4月)
青の炎(1999年10月)
新世界より(2008年1月【上・中・下】)
悪の教典(2010年7月【上・下】)
ダークゾーン(2011年2月)
雀蜂(2013年10月)


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今まで読んだ記憶があるものは上記でマーカーのしているものです。
もし読んでいなければ、「黒い家」、「青の炎」、「悪の教典」が面白いですよ。